桂木探偵事務所のの所長代理にして最高の調査員である(自称)天城小次郎は、調査すべき案件も無く、溜まったデスクワークを前に同じく所長代理である桂木弥生にぼやいていた。
急ぎの依頼がなく書類整理におわれる小次郎。
延々と続く書類整理に嫌気が差し始めた頃、以前仕事で知り合った柴田茜より仕事の仲介を受ける。 これ幸いと茜より仕事の細かい内容を聞く。
茜から依頼の件を聞く。依頼人は仁科遺伝子研究所所長、仁科秀人。
依頼内容は家出をした息子榊原真の捜索。 依頼に不信な点が見当たらないので暇つぶしがてらに引き受ける事に。
立ち聞きをしていた二階堂が口を挟んできた。
小次郎に何かと文句をつける二階堂。 気付いたら小次郎と二階堂が今回の依頼の担当に…。
二階堂と仲良く共同捜査…など出来るわけは無く、二階堂が一方的に今回の依頼を勝負として求めてくる。
最も小次郎は相手にもしていないが…。
仁科と無事面会を果たした小次郎は、典型的な科学者の格好をしていた。
小次郎の第一印象はあまり良い物ではなかった。
依頼内容の確認と真の事を聞き出そうとする。ところが真の事になると口が重くなる仁科。
結局仁科からは有効な情報が余り聞けなかった。
仁科より教えられた、真の唯一の友人である坂本邦彦に会いに行く。
真とは同じクラスでここ2、3日真の姿を見て居ないと言うが、小次郎は逆に真の居場所を知っていると確信する。
以前、源三郎のツテで紹介された情報屋のグレン。
表裏問わず彼の元には様々な情報が集まってくる。
グレンに仁科遺伝子研究所について調べさせる。
すると、色々と後ろぐらい情報が上がってくる。
グレンと会った後事務所に戻ると明かりが就いている。
誰かいるのかと思っていたら、案の定弥生がいた。
久しぶりに弥生と肩を並べて帰る小次郎。
弥生がシャワーを浴びている間に郵便受けの手紙の整理をしていると、懐かしい人物からの手紙を発見する。
機嫌の良い弥生だが、この後源三郎の件で大喧嘩をする事になる。
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