【第二工程 骨の組み立て】
《必要となる材料》
幼児の舌 二百枚
須弥山の蚕が紡ぐ生糸 八百三十丈
溶岩の塊 一塊
黒骨の中から、木偶の骨となるにふさわしいも
のを慎重に吟味、選別し、幼児の舌で照り輝く
まで念入りに磨き上げたのち、黒骨を望む木偶
の形に組み上げる。
その際、それぞれの黒骨は生糸で繋ぎ、縛りつ
け、その骨々が全く見えなくなるまでしっかり
と巻き付ける必要がある。
また、ここで注意すべきは、頭部には黒骨では
なく、活火山が放出した溶岩の冷えた塊を用い
ることである。
これには、脳の再生を防ぐ役割がある。
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