| ◆天城小次郎編ストーリー |
 |
浮気調査やペット探しでくすぶっている毎日。しかし徹夜で張り込んだりと、それなりにハードな仕事も多かった。
そんなある日、徹夜で張り込みを終えて事務所に戻ってくると、一人の女から依頼が あった。女の名前は栗栖野 亜美。ある商社の社長秘書だという。栗栖野は自分の会
社の社長、安藤左衛門のボディ・ガードをして欲しいと依頼する。ボディ・ガードは探偵の仕事ではないと小次郎は断ろうとするが、栗栖野の押しに負け、依頼主である安藤左衛門に会うことになる。
安藤左衛門は商社の社長で、堅実な男だった。探偵をチンピラ扱いする金持ちと違い、クライアントとして小次郎を一人の頼れる存在として扱う。そして。破格の依頼料。小次郎はボディ・ガードを引き受けることを承諾した。
ボディ・ガードは安藤が 自宅にいる間だけで良いという。しかし安藤の家は広く、一人で守るには易しい事で はなかった。安藤の屋敷には安藤の他にも秘書の栗栖野と、安藤の二人の娘、安藤美
佳と安藤美紀が住んでいた。安藤の娘は双子で、父親の安藤とは仲が悪いらしく、会ったそうそう小次郎には非協力的な態度を取られてしまう。
そして、その日の夜、安藤が襲撃されてしまうが、それは同業者であって、本来ガー ドして欲しい敵ではないと言う。 ここで小次郎は意外にも安藤の敵が多いことに気付く。
小次郎は弥生や氷室と協力して安藤の正体を調べ、安藤を狙う者へと迫ろうとする。 そこで見えてくる、殺し屋プリーチャーの影、そしてプリーチャーの狙うもの。それ
を狙っているのはプリーチャーだけではない。内調とかいうまりなの組織、そしてアメリカの組織、警察庁公安、そしてプリーチャーを雇った者。
この街でうごめく、ダーク・パワーと正義の名の下に暴力を掲げる日本とアメリカ。 一体、彼らが狙っているその奥には何が眠っているのか。
|
| ◆まりな編ストーリー |
アメリカでの訓練を終え、ゆっくり休暇を過ごそうと思っていた矢先に、上司でもある甲野本部長から呼び出される。何となく予想がついていたまりなはその日のウチに
アメリカを発ち日本へ。
甲野の話によると、外国のダーク・パワーによる殺人が起きているという。もちろん、ただの殺人かも知れない。ただ、万一のことを考えてこの事件の背景を洗って欲
しいということだった。相手がプロの殺し屋なら、相手に不足はない。まりなは早速調査に乗り出した。
殺されたのは麻薬の密売人、江崎と言う男と、貿易会社を営む、藤井氏。その藤井氏には一人娘、藤井ユカが生き残っており、まりなは早速その子を連れて現場検証に。
そこで、現場検証中に何者かに襲撃されが、建物に銃弾を撃ち込まれるだけで、犯人は逃走。まりなはユカの安全のため、彼女を甲野に預け、残る江崎の家を捜索した。
江崎も藤井も拷問されて殺されており、犯人が何かを捜しているというところまでは解るが、それ以外は特に何の手掛かりもなかった。 その日、まりなはユカを引き取ることにした。
翌日、甲野のところに顔を出すと、新たな事件が発生していた。藤井と同じく貿易を営む男が拷問されて殺されていたのだ。そこでユカの学校に警備を配置する
のを条件にユカを学校に避難させ、本格的に捜査を開始する。
まず、新しく殺された男、森田のマンションを捜索。するとそこには、警察庁直属の公安部の男が。公安部とまりなの部署は水面下でよく火花を散らす仲。しか
し、その男はあまりそれには執着していないようだった。男はまりなが来ると、足早に去っていってしまう。少し怪訝に思いながらもまりなは森田が隠し持って
いたと思われる暗号メモを発見。これを、小次郎に解いてもらうよう依頼する。
その後、藤井が経営していたＦ＆Ｄ社に行くと、そこには藤井ユカが。
ユカはどうしてもまりなに協力したいとせがむ。しかし、一度は命を狙われている身。 まりなは強く拒否するが、ひとりで帰すワケにもいかず、ふたりでＦ＆Ｄ社を捜査するこ
とになる。捜査を進めていくウチに、まりなは殺しはあくまでも目に見える現象のひとつであり、 その影には多くのパワーが入り乱れていることに気付き始める。そして、その中のひとつにアドリアがいることを。
殺人事件はあくまでも、表だけの事件。それを引き起こす根を見つけなければならない。しかし甲野は終始殺人事件ばかり追わせる始末。いや、逆に裏がある。
まりなはそう思い、かつての部下だった桐野杏子と協力して捜査範囲を広げ、事件全体の掌握を試みようとする。
|
 |
|
