「EVE」〜こじこじ風味〜
あれから一ヶ月 TV発表などは、お偉いさん方が形だけの「遺憾」をもらしている。 Lost One この名前を心から消すことはできないだろう・・・ ん?何故こんなこと考えてるかって?勿論やることが全て終わっているからだ! 「小次郎!ぼーっとしてる暇あったら、これやってよ!」 ぐ・・・、痛いぞ 「へいへい」 今なにをやらされているかって? まぁ、ちょっとまってな。 かりかりかりかりかりかりかりかりかりかり・・・・・・ ふぅ・・・、終了 これはな、一般の凡人たちが及びもつかない「テンペスト」計画を遂行しているのだ !! ・・・まさか信じちゃいないよな? なぁに、ちょっとした違法行為をしているだけさ。 「こんなかんじか?」 「ん?ありがと。こっちももう少しで終わるからもうちょっとまっててね。」 これから法条と食事をはしごするっという案がでているんだが、何のことはない ただの飲み屋のことだろう。今度内調に復帰するからそのお祝いで行こうという話に なった らしいのだが・・・ そういうのは自分で提案しないんじゃないか? 「小次郎、こっちも終わったわ。早く支度していきましょう!」 「ああ」 今回くるのは、俺たちと法条の他に弥生も来る。 たぶん当たり障りのない言葉が交わされるはずだ。 さもないと、俺は明日ここに二本足で立っていられないだろう。 ただ、茜はこれないだろうといっていた。 最近元気がめっきりなくなってきている。元気づけたいという思いもなくはないのだ が、 きっと、新しい事件までの充電期間だろう。すぐに元気になるさ 「さぁってと、でかけるわよ!」 「ずいぶん気合いは行ってるな。」 「のみ比べでは負けないわよ!!」 この、事務所のすばらしい経営状況を考慮していないだろうな・・・きっと まぁ、漸く軌道に乗り始めたし、少し羽を伸ばした方がいいだろう。 待ち合わせは、弥生と法条がいるマンション前なのだが・・・ 「おい・・・何故貴様がいる!?」 「え?当たり前じゃないかぁ、こ〜んな素晴らしいスクープを逃すと思う?この僕が ??」 すまん、ちょっと上の思った事をたった今からどうやってでもいいから消してくれ・ ・・ 「顔にしもが降りたんじゃなかったのか?」 「勝手に、人を死なせないでくれよぉ!まぁ、これだけな容姿でまだ死なないなんて 奇跡だろうけどね!」 やばい!こいつ毒舌絶好調だ!!まさにおそれを知らない以前の口調に戻っている! 「久しぶりね、茜さん。以前の件ではどうも。」 「と〜んでもない、ただこの無謀で場に流される奴のつきあってると疲れるでしょ ?」 よけいなお世話だと思うのだが? 「あ〜、小次郎?なにその迷惑そうな目は?ところで最近どこの誰にも手をだしてな いだろうねぇ? ただでさえ、弥生さんや恭子さんに迷惑かけてるんだからね!」 いいたいことをいわせておけば・・・、しかし触らぬ神にたたりなしだ、これにまと もに答えてると×10の 言葉が返ってくるし、よけいなことをいわれたくないからな・・・ 「そんな暇などない、うちは今とても忙しいんでね。ところで弥生と法条はどうし・ ・・」 「ごめ〜ん!まった!?」 「そんなことないわよ。」 「ぜんぜん!」 「154621秒待った。」 「すまんな、小次郎。普段はこんな事ないまりな何だがな、素晴らしい寝坊には私も 恐れ入ったよ。」 漸く全員揃ったな、俺の推理・・・というほどでもないのだが、法条は朝弱いだろう が あれでも、超一級の元内調だ。 決めるところは決める性格だろうから遅刻なんてものはそうはしないだろう。 「仕方ないじゃない!ここ最近忙しいのよ!ところで小次郎、あんたとは一度じっく り話し合いが必要だわ 素晴らしい推理も聞きたいし。」 「いつかな、それより早く行こうぜ、俺は腹が減った。」 みんな無事なのを確認したのはいいのだが・・・ 法条は笑い上戸の振りをして、弥生と怪しい会話をしているし 弥生は話に乗りながら酔いに乗じて俺に目を投げかけてくる、厳しい状況だと思い、 目を移すと 茜はこの状況を日和見してるし、恭子は黙って酒を飲みまくっている・・・ この状況で、よけいな言動をいえるものでもない この飲み会は法条の家での延長で決着が付いた。 ![]() 「それじゃぁ、僕明日があるから先に帰るね。」 「もうかえるのぉ、まだこれからなのにぃぃ?」 「十分楽しませてもらったしね、これ以上いたらこの臭いに酔っちゃうかもしれない からね・・・」 全員が酒豪とはいえ、かなり酒が入ってるからな、さっきから言葉に抑えが効かなく なってきている そろそろ解散かな、棘がないように 「よし、それじゃあ俺たちも帰るか。おい帰るぞ」 「・・・わかったわ」 目がすわってるな、おい・・・ 今までなにもいわなかった分怖いな。元がきついからな・・・ 「もう帰るのか?」 「ああ、明日からまた地道な作業だからな。今日は楽しかったよ。」 「そうか・・・」 「おい!のりが悪いぞぉ!もっと飲んでいってもいいじゃないかぁ!」 「これ以上ここにいると、なにが起こるかわからないんでね。」 「小次郎・・・迷惑だったか?」 酒を飲むととことん、弱く話しかけてくるなぁ・・・そこが好きなところでもあるが ・・・ 「そんなことはない、また飲もうな。」 「そうだな・・・またな。」 「じゃ〜ね〜。」 よけいな火種残したかもしれない・・・ 「小次郎、今日は楽しかったよぉまたさそってね。」 「俺は誘ってなどいない。」 「んもぅ、のりが悪いなぁ。あんまりみんなに迷惑かけちゃだめだよ。」 「わかった、わかった。」 「また今度ね!こじろぉ」 「ああ」 あれだけ元気なら大丈夫だろうな。 「弥生さん、ずいぶん寂しそうにしてたわよ?」 口を開いたと思えば・・・ 「おまえが気にするのは、明日の浮気調査だけだ。」 「浮気調査してるから、こんな事ばっかきにするんじゃない。」 残念ながら、今こいつにかけてあげられる言葉がない・・・ 「ん・・・」 このぐらいしか、安心させられることができない。 「ふぅ・・・、なんかだまされてる感じだわ・・・ とりあえず、もう少しは静観してあげるわ。」 いつかは選ばなければいけないのだろう、けどまだ・・・ お・わ・り |