ゲームを作っている佐々木です。社長をやってます。
このような場でみなさんに話をする場を与えて頂きましてありがとうございます。
さて、これから色々話をしようと思いますが、主に成功するには、どうしたら良いか、つまり昔の私、今のみなさんに取ってはゲーム屋さんになるにはどうすれば良いかについて話をしようと思います。
短い時間ですがみなさんに伝えておきたいことを話していこうと思います。ゲームを作る人になるにどうしたら良いかと言う枝葉の事は後で話すとして、その前にゲームを作る人として、大人としてもっと大切な事柄から話したいと思います。
まず世の中の仕組みについて考えてみたいとおもいます。
世の中は、全て因果関係で動いています。
理由があって結果がある。
何かが起こればそれを原因にして更に何かが起きます。
これは、物理現象だけでなく精神的な事柄にも起きます。
一番大切なのは、その理由をつくることです。
良いゲームを作るなら、その理由をつくる。幸せになりたいなら幸せになる理由をつくる。
因果は巡ります。良いゲームを作る、その理由という結果にはまたその理由があり、その理由という結果には、また理由があります。理由の理由のまた理由。えんえんと続く理由を作っていくのが、結局世の中なり、人間だと思います。
では、その最初はなんでしょう理由の理由のまた理由。
どんどん追いかけていったら、いつか最初の理由にいきあたるはずです。
私はそれを願うことだと思います。
最初の理由、最初の一歩は、あれをしたい、これをしたいと願うことです。
良いゲームを作りたい。誰かを幸せにしたい。それがはじめての理由。
ひどく乱暴に言えば、最初の理由さえあれば、努力するだけで、人はそれを実現させることができます。
最初さえあれば、はじめてさえあれば、あとは理由と結果という階段を昇っていくだけです。
何かを考えればその現象が起きます。強く思う事は実現します。もう一度言います。書き留めておくと良いでしょう。
諦めずに強く思い願って下さい。それは実現します。
これは一番簡単な成功方法の一つです。
ひとの行動の原動力は、心のそこからわき上がる押さえきれないような衝動なのです。それが起きれば必ず実現していきます。
それは、運命と言っても良いでしょう。
もう一度言います。書き留めておくと良いでしょう。
ゲームを作ると言うことが自分の心のそこからわき起こる衝動の様な気持ちがあればその人は必ずゲームを作る人になるでしょう。
間違いなくなります。安心して下さい。それは運命ですから。
そこで、みなさんにどの様な人間になったら良いのかと言うことを考えて欲しいのです。
私がみなさんに言いたいのは、人の為に自分に何が出来るのかと言う事を常に考えていて欲しいと言うことです。
成功者と言う言葉があります。ただお金を持っている人を成功者とは呼びません。私が考える成功を計るものさしは、自分を含めどれだけ多くの人を幸せにしたかではないかと考えています。
もう一度言います。書き留めておくと良いでしょう。
幸せとは何かと言うことはとても難しく人それぞれ色々な幸せがあります。
しかし、幸せと言うのは人の気持ち(まあ感情)ですね。心の動きが有るわけです。ゲームと言うのは、この気持ちを動かすことによって幸せな気持ちを与える物なのです。要するに感動を与えてそのゲームを遊んで良かったと思わせる訳です。
つまらないゲームを作ってユーザーを不快にさせてはいけないのです。
もし、ゲームを作る人にならなくても他人の為に自分が何が出来るかを考えより多くの人を幸せにする仕事を見つけて下さい。その見つけ方は
それをやっている自分の姿を想像してとにかくわくわくする事を選んで欲しいのです。もし、わくわくするような事がなければそれは多分長続きしません。わく
わくしてドキドキするような事ができればその仕事をしていて楽しいし大変に見えることでもちっとも大変で無いのです。
これから就職するまでの生き方についてちょっと話しておきます。
まず、何でも感謝できることです。と言ってもよく分からないでしょうから、例をあげますね。どんな失敗をしても、失恋とか、受験の失敗とか、事故
とか、いじめとか自分にマイナスと思う事柄でも全ては自分に良いことが起こっていると考え感謝する事です。今は出来ないでしょうし、その様に考えても最初
は無理でしょうけれど大丈夫です。その内出来るようになります。何にでも感謝するとこの世の中すてきで悪いことなど全然ない事に気づきます。
理由があって結果があります。感謝という理由には、必ず周りになにか良い結果を残します。それはいたずらっ子が悪いことしたなあと思う結果かも
しれません。いいひとだ、こういう人と仲良くなりたいという結果かもしれません。どんなことも良いほうの理由になるように、それが出来るようになっていて
ください。
今は、出来ないと思います。今それが出来る人がいるのでしたらそれはとてもすごい事です。
後ひとつ、何を経験するにも例えば初恋とか初デートとか初めて飛行機に乗るとか何でも初めてのことは大事にして下さい。理由は、それは一
回しか経験できないからです。当然ながら私には初恋は2度と経験できませんし、そこの先生だって出来ません。まだ初恋していないのでしたらすごいことです
が。で、なぜこんな事を言っているかと言うとゲームで初恋を題材にした物があって最近やったゲームでとても印象に残ったからです。
もし、君たちが何か初めて経験することでとてもすばらしい体験があったらそれは、ゲームに出来るかも知れないのです。
そろそろ、本題のゲーム屋さんになる為にどうしたら良いかの話につないで行きましょう。みなさんに色々な基本的な話をしましたが、それは、ゲームを作る人になるのに何が大事で何がいらないかと言うことは無いのです。全ての勉強は必要です。
国語:
まず企画者は国語能力が大事です。自分の考えていることをいかに相手に伝えるかは、文書能力ですし、いかに面白そうに書くかも文書能力だからです。
数学:
プログラムするには少なくとも数学の力が必要です。2次関数や三角関数、行列演算などが分からなければ3Dの物体などこれっぽっちも動きません。
理科:
今は理科と言わないのかな。物理の知識が無いと物体の動きをまねすることが出来ません。
フライトシミュレーターなどは、航空力学なども必要です。
社会:
歴史物例えば、信長の野望とか三国志は、当然歴史が要りますし、大航海時代などは、地理的な要素も必要です。
英語:
プログラムを作るには英語が必須ですし、最近は英語の文献を読みながら作ることもありますし、アメリカなどとe-mailのやり取りも必要です。
音楽:
ゲームには、音楽が絶対必要です。特に作曲、編曲などは必要となります。効果音も大事な要素です。
体育:
スポーツゲームなどは、そのスポーツを熟知していないと作れません。体験していることが一番大事だと思われます。
最近は、ダンスダンスレボリューションなど流行っていますがテストプレイするにも体力が必要です。同時にリズム感も大事かな。
美術:
絵が無いゲームは、最近はほとんど有りません。
家庭科:
最近は、育てゲーと言ってペット物や料理物なども出てきています。
アイデア:
こんな事をしたら楽しいかなと物事を考えて行く事も必要です。
今まで述べてきたように学校で習うことは全てゲームと言うより生きていく上で必要です。みなさんが習った形容詞の変化系とか、かろかっく
ういいけれ○、未然連用終止連体仮定命令などコミュニケーション型ゲームには不可欠ですし、ワープロの変換ソフトを作るにも必要な知識です。私は、今でも
覚えています。
ただ、全ての知識を使いこなすような職種は無いので自分の得意分野を伸ばし、足りない部分を強化する様な勉強をすれば良いと思います。
それでは、まとめとして
どの様にしたらゲーム屋に限らず自分のなりたい人になれるかについて話します。
1.心のそこからわき起こる衝動のような目標を立てること。例えばゲームやさん。
2.その目標を徹底的に潜在意識にたたき込む事。方法は、寝る時にその目標が達成しているイメージを浮かべながら寝る。
3.その目標を達成させるための具体的な計画を書くこと。
4.その計画を実行すること。
5.物事すべてに感謝し奉仕の精神で行動すること。
そうすれば必ず幸運が訪れます。それは、金銭、出会い、情報などどのような形になるかは分かりませんが、あなたの願いを達成するに重要な事が起こります。
6.失敗してもくじけないこと。
以上、私の成功するための方法ですが皆さんの為になりましたでしょうか?人は、魂の成長に必要な目標であれば熱意を持って挑めるしきっと
援助者が得られます。また、熱意の生じる目標であれば努力と言う言葉は当てはまりません。好きでやれる楽しいことなのです。人生は、苦労して生きるもので
はありません。楽しまなければ生きる意味がありません。好きなことをやって楽しく人生が送れるように目標の持ち方に注意してください。
何事も積極的に好きでやっていることだったらそれが成就しなくても人生に悔い無しだと思います。如何でしょうか?
以上で私の話を終わりです。ありがとうございました。
|