お嬢様特急

メーカー:メディアワークス (ゲーム紹介
ジャンル:アドベンチャー
定価:5800円
クリア回数:3回
総プレイ時間:約20時間

長所
●一回のプレイ中で、同一キャラクターが同じセリフを複数回しゃべらない。(この手の恋愛系AVGで、あって当然のシナリオ構成をようやく実現した)
●上記にかかわるが、キャラクター一人あたりにかなりのボリュームのイベント(会話)があるため、複数回のプレイでも始めてみるイベントがあるなど、何回 もプレイする前提で作られているのは好感が持てる。逆に、一回のプレイで、一人あたりのシナリオの何%かしか見られていないということにもなるが、メリッ トのほうが大きい。
欠点
●キャラの立ちグラフィックで、会話中も完全静止画の切り替えのみ。せめて、口ぱく程度のアニメーションを入れてもよかったのでは? 少々もったいない気がする。
●立ち去ったはずのキャラクターが、次にまたすぐ出てくるなど、違和感のあるキャラクターの出現。(連続で同一キャラクターが出ないようにして、時間の概念を少し感じさせるようにしたほうがよかったと思う)
個人評
 このゲームを他の恋愛AVGと比較した時、大きな相違点をあげるとすれば、その膨大なメッセージ量だろう。
 この手のゲームといえば、同じキャラと何度も会うと、次の大きなイベントが起こるまでおなじようなメッセージを繰り返すことが多い。このゲームでは、一 切そういったことがなく、同一キャラが一回のプレイ中に、同じメッセージをしゃべることがない。しかも、その全てのメッセージに音声が着いてる。そのせい で、グラフィック量がそれほど多くないのに2枚組になっているのだろう。二回、三回プレイして、始めて見る(聞く)メッセージがあったりするのだ。
 やはり、話をしていて同じ会話が何度もでてくるというのは、こういった恋愛AVGでは、興醒めしてしまう。そういったことがないので、すんなりキャラに対して、思い入れが出来る。
 あと、少々ネタばれになってしまうが、このゲームに出てくる恋愛対象になる女性キャラは、それぞれが目的地をもっており、その目的地に着く間に仲良くな らなくてはならい。キャラによっては、比較的短い道のりだったりするので、攻略が大変な場合がある。しかし、ある一定以上の好意度を持っているキャラは、 目的地で降りずさらに一緒に旅をすることができ、仲を深めることができるなど、救済処置的シナリオの延長がある。(これが意外に嬉しかったりする)
 ただ、シナリオ面は充実しているが、BGMに関しては、他のゲームに一歩譲る。
 キャラごとのBGMというのは、そのキャラの持つ雰囲気を、CGや声だけでなく、耳からも情報を得ることにより、自分の中でイメージをさらに作り上げる 材料でもある。どのキャラが出てもBGMを統一することで、シークタイムを短くできたり、BGMが頻繁にかわりわずらわしいというのをなくすといういい面 もあるのだが、イメージ作りという利点が欠けてしまったのは残念である。
 たいしたことではないが、ゲーム中の携帯電話をもう少し利用価値を高くしてほしかったのと、せめて自室に戻った時には、自由にセーブさせてほしかった。
 ただ、プレイを何回かしてキャラに愛着がわくと、一段とおもしろく思えてくるゲームだろう。
点数
システム
この手のゲームとしてはまとまっているが、とくに大きく突出した部分もない。大きく目立った欠点も無い。特殊な操作がほとんどないのでとっつきやすいといえる。ただ、寝る前にしかセーブができないというのはどうにかしてほしかった。
グラフィック
キャラクターのグラフィックに関しては、絵柄的の好き嫌いが別れそう。キャラクターの立ちポーズもいろいろなアクションや表情がありよい。ただ、全体的にあっさりした感じがしないでもない。
シナリオ
15日間の旅の間に女の子と親しくなるという大前提のシナリオだが、親しくなった女の子しだいによって、かなり変化に富んだシナリオになるので、複数回プレイでもそれほど飽きずに出来る。
何度出会っても、メッセージが重複しないというのは、非常により。同じメッセージが何度も出ることにより、シラケるということがなく、キャラの存在感がある。
世界観・設定
この手のゲームだとどうしても学校がメインの舞台になる事が多いが、それらと違った舞台を用意し、それをうまく利用しているのは良い。非現実的な設定(ヴェガに関して)などはあるものの、それはそれで、ゲーム的なことを考えれば良しということで.
キャラクター
恋愛対象になるキャラは総勢13人(メインキャラ)で、恋愛ゲームにでてくるタイプのキャラは一通りそろっている。お気に入りのキャラを見つければゲームが一層おもしろくなるだろう。
サブキャラの攻略も可能になっていて、キャラクターのバリエーションに富んでいる。
音楽
BGMの種類は比較的少な目。この手のゲームのお約束ともいえる、登場キャラクターごとのBGMがない。統一BGMで途切 れなくBGMが流れ、キャラの登場でぶつ切りになるということはないが、ちょっとさみしい。この点は、好みの問題をとるか、レスポンスを取るかといったと ころでしょう。
操作性
ゲームをプレするだけなら特に問題なし。というか、シンプルなシステムなので、手の加えようがほとんどないのが実情かも。レスポンスは悪くない。
総合
比較的まとまった恋愛AVG。キャラの出現頻度も高いので、絶え間なく会話ができ、ゲームがだれることがない。プレイ時間 も5、6時間程度なので、複数回プレイということを考えると丁度いいボリューム。プレイ回数をこなし、キャラに想い入れができるようになると、+1になる かな?
各10段階:1(悪い)……5(普通)……10(非常に良い)
関連webリンク
検索中

ご意見・ご感想はこちら

戻る