語句
マルナス戦争
(ウーツェー名:カイラス奪回戦争)

 HC790に起きたトゥウェルプ・テラでの小戦争。ウーツェー国とライドハイダル共和国が、マルナス山(ウーツェー名:カイラス山)と名づけられたレアメタルを産出する鉱山を争って戦争を起こした。

 奇襲に近い形で戦争序盤はライドハイダル優位に動いていたものの、「騎士の心臓」を持つと噂されるウーツェーの神聖騎士、銀のサカキ率いるバルキ リーと人間の混成空軍が到着し、強烈な反撃を開始、ただの一戦でライドハイダル空軍を撃破、制空権を奪われたライドハイダルは撤退を余儀なくされ、開戦か らわずか62日で戦争は終了した。

 このマルナス戦争では、はじめてバルキリーが夜間に出撃したこと、および、人間との共同作戦が有効であることが示され、以後の航空戦を一変させた事で知られる。

この戦いの勝利によって銀のサカキは上将軍となり、HC812での、銀の大乱事件の原因となった。

ヴァルキリー

 HC400年代に金星で作られた愛玩用の鳥人間を、天界の人間が殺すには忍びないと、トゥウェルプ・テラに移住させた事を契機とする亜人族。
 水素の心臓を体内に持つ。

 完全な女系種族で、男に生まれた場合は人間になり、女に生まれた場合にのみ、バルキリーとしての形質が発現する。
 翼を持ち、中空化した特殊な骨格構造とスマートで強力な筋肉組織を持ち、かなり強度の念動力を持つ。身長は140〜150cm、体重は20kgから、26kgまで。

 念動力と併用することで、高速で空を飛ぶことが出来る。巡航時は翼を広げてゆっくりと滑空する。
 反面、あまり頭は良くない。飛ぶための軽量化の影響で、脳があまり大きくないためである。性格に関してはかなり感情的であり、またわがままで知られる。小学校の高学年程度の知能と情緒である。また、忘れっぽい。(トリアタマ。)

 財産を保有することは、重量の関係から、まず、ない。持ててせいぜい500g程度である。また、太った者もいない。
 種族的な性格として、物に執着する事がないのは、この、飛ぶための制約があるためだと、推測されている。
 反面人とのつながりを異常なまでに重視し、好き嫌いという感覚ですべてを論じる傾向にある。 好きな場合、即結婚か親友確定。 嫌いな場合、必ず相手を殺す。

 普段は、天敵である人間から離れて、山の中に暮らす。
 宗教上、水素の心臓に寛容なウーツェーでは、人間とともに暮らす事もある。

 高度な軍用飛行機の保有が禁止されたトゥウェルプ・テラでは、軍事的にはかなり有用な存在であり、各国とも、傭兵という形式でバルキリーを雇う。ウーツェーのみは特殊で、自国に住むバルキリーから、通常の兵と同じく志願者を募る。

海鳥型

 農作業・スポーツに使用される小型の念動式円盤。それ自体が、生きている。
基本構造はトラムに似ているが、トラムよりさらに軽量で、パイロットとの神経接続により随意操作することが出来る。

 大概のアクロバット飛行は出来る上、農薬タンクを脂肪房に換装したことで、8時間を越える滞空時間を持つ。
 最高時速は520km前後 最大上昇高度5000m。 開放型風防。

 ウーツェーではこの機に軍用無線人(軍用小族)を積み、ロープを長くたらしてバルキリーを捕まらせ、バルキリーを疲労させたり迷子になったりさせずに軍事目標まで誘導するシステムを開発。
 実際に夜間運用し、戦争での新たな戦術として浸透させた。

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